LGBTは土俵に上がれるのか?

能町みね子さんが、今回の土俵問題に言及してるのを見かけて、ふと思ったんだけど。

LGBTの扱いはどうなるのだろうか?

もちろん性別や性自認による差別が無くなるのが一番なんだけど、女性が土俵に上がることについていまだに否定的な方々がいるので、その人達の中でLGBTはどういう扱いなんだろうかと。

否定派の意見を見てると、主に「女性穢れ説」と「女神嫉妬説」 の2つの論拠があるみたいですね。(どちらもハナから差別よな…)

女性穢れ説では、女性そのものか、生理(血液)に対する忌みがあるらしいが、仮に生理があること=穢れだとすると、
生理が無いMtF(男体を持って生まれたが性自認が女性)はセーフ?一部性転換手術をしてても?
逆にFtMはアウト?生理が来ない身体になってたらセーフ?
というか初潮前や閉経後の女性もセーフ?
って話になるし。

女神嫉妬説であれば、神が女体に嫉妬するのか・社会的女性性に嫉妬するのか・男性の性愛対象になる存在に嫉妬するのか、で分かれると思うけど、いずれにしろ
MtFFtMがどういう扱いになるのか?
女を好きな女に嫉妬するのか?
男を好きな男には嫉妬しないのか?
めちゃめちゃ可愛くて美人な女装男子には嫉妬しないのか?
男性に間違われるようなイケメン高身長のクロスドレッサー女子に嫉妬するのか?
あるいは、ゴリゴリのミソジニー思想を持った男性は土俵に上がれるのか?1歩でも上がった瞬間に女神が怒って土俵がひび割れるんじゃないか?
という話になる。

まぁ、たぶんだけど、こんな根拠で女人禁制と言い出す人の頭の中に「多様性」なんて価値観があるわけなくて、「普通の(=シスヘテロ健常の)」男性以外は駄目でーす、って言いそう。

伝統伝統と言うけど結局「普通の男性以外の存在」が伝統的に無視されてきた(差別されてきた)だけなんですよね。なんとか変わっていってほしいなぁ。